市原隼人さん主演の 「おいしい給食」 というドラマ ご存知ですか?
このドラマは、市原さん演じる甘利田先生と1人の生徒が、いかに給食を美味しく食べるかにすべての情熱を捧げるドラマなのですが、
コッペパンに穴をあけてサンドにして食べてみたり、懐かしの先割れスプーンが登場したり、配膳に失敗してしまったときの悲劇など…
かつて給食を食べていた者として、そして今は給食を提供する立場として、このドラマを見ると
懐かしくクスっと笑えて、そこまでの情熱が…!と気持ちが引き締まる内容です
きっとこれ見落としだろうな と感じることも「緻密に計算された組み合わせ」と解釈され、
市原さんのコメディに特化した大胆な演技もさることながら、
「給食」という1つのテーマでここまでの事を描けるドラマは本当に面白いと思いました
さて、日本の給食の歴史について、
「日本人が長生きなのは昔からの日本の伝統食がいいからでしょ?」
と思っておられる方もいらっしゃるのでないでしょうか?
でもね、日本人は昔、短命で背も低かったのです。江戸時代の平均寿命は30代だったとか
若くして死んでいる偉人もたくさんいて長生きといっても50才くらいで亡くなっている方がほとんどですよね。
今はオリンピックでも日本人もほとんど体格差なく戦えています。大活躍みんな本当にかっこいいです
今の日本がこうなれたのは、
明治維新の時に栄養学を導入して、戦後間もない時にアメリカからの積極的な栄養学を学び実践したのが大きいと言われています
学校給食を開始したり、日本人の努力によって食生活を改善し栄養状態をよくしてきたからなんです。
アメリカに倣ったけれど、完璧には欧米化せず、日本と欧米のハイブリッド型を生み出した。俗に言うジャパンニュートリションというやつです。
そこに今の日本人の長寿の秘訣、強さの秘訣があるのです。
栄養バランス的には昭和55年ころの食事が1番理想と言われています
このころは日本的な食事を残しながら少し欧米的なおかずも入ってきた食事を食べていたそうです。
分かりやすく言うと「定食メニュー」理想ですね
日本が誇る素晴らしい食事!
色々な流行に流されず、実践していきたいですね